粘着剤

粘着剤とは

粘着剤は、テープやシートに加工され、物をくっつける時に使用されます。 セロハンテープや両面テープ、保護フィルム等の家庭用から、自動車、建材、電子部品等の工業用分野で幅広く使用されています。「物をくっつける」という目的では接着剤と同じですが、粘着剤には接着剤にない以下の特長があります。

  • 再剥離~永久強粘着まで幅広く対応できる
  • 手で軽く圧着すれば、すぐに貼り合せが容易。(接着剤のような硬化時間がない)

粘着剤はなぜくっつくのか

  • 物と物とがくっつくには、分子レベルで接近することが必要です。3~5オングストロームまで接近すると、分子間力が働き、引き合います。但し、固体と固体を密着させてもくっつくことはありません。固体は分子レベルでみると凹凸があり、分子間力が働く距離まで、接近している部分が僅かなためです。
  • 粘着剤は接着剤のように液体ではありませんが、力を加えると流動する特性があります。それにより、くっつけたい物への濡れ性が上がり、分子間力が働く距離まで接近できます。

再剥離型粘着剤とは

  • ​ 再剥離型粘着剤とは粘着剤-被着体界面で剥離して糊残りせずに剥がせる特性を持った粘着剤です。このような特性を発現するには粘着剤自身の強度が必要となりますが、強度を向上させると粘着力の低下を招きます。
     弊社ではこれまでに培った乳化重合技術とコンパウンド技術を駆使し、粘着力と再剥離性を両立した粘着剤をご提案致します。

株式会社イーテック(E-TEC)

お問い合わせ

お問い合わせ